メビックスは、デジタル技術を活用して新しい形の臨床研究を創造し、医療の発展に貢献するため、エムスリーやグループ会社と連携し、『eとリアルの融合』を組織的に推進しています。
医師の90%近くを擁するエムスリーのプラットフォームを活用することで圧倒的に効率的な試験運営を実現する、また、データベース、ePRO、AIなど新しい技術を使って今まで不可能だったクリニカルクエスチョンの研究を推進していく、それが私たちの定義する“Clinical Research 2.0”です。
データベース
エムスリーが構築した診療情報データベース(JAMDAS)をもとに、ビッグデータ解析・DB研究等を推進しています
AI
エムスリー内のAIエンジニアと協業し、画像診断をはじめとしたAIエンジンの開発、AIを活用した研究等、様々な疾患の課題解決を目指しています
バーチャル臨床研究
アプリやデバイスなどを活用して、リクルートメント・同意取得・エンドポイント測定・有害事象情報などの収集を、完全/部分的にリモートでおこなう新しい試験モデルです
ePRO
Patient centricが重視される時代の中、当社ではQOL等を図るツールとしてePROを取り入れた臨床研究を数多く手がけています。また当社内製 EDC CapTool®とのシームレスな連携、エムスリーグループのクラウド電子カルテシステムとの連携により、研究に応じてカスタマイズし、不足情報を追加取得も可能です。
データベース
JAMDASはGPを対象としたリアルワールドデータベースです。
ほかのデータベースにはない3つの大きな特徴があります。
【JAMDAS】Japan Medical Data Survey
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クリニック
リアルワールド
データクリニックリアルワールドデータ
- クリニックから統計利用での許諾を取得したデータベース
- 疾病、薬剤、診療行為の統計情報で構成
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クラウドで
リアルタイム
収集クラウドでリアルタイム収集
- M3独自のクラウド収集方式により、日次で更新されるデータベース
- 統計化した状態での情報提供までのリードタイムはおよそ1週間
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M3サービス
との連携で
成果直結サービスとの連携で成果直結
- M3サービスと連携して、マーケティング戦略策定、プロモーション施策検証に利用可能
- 特定複数施設を対象とした統計データトラッキング可能
エムスリーAIラボと提携している画像診断支援AIの例
エムスリーと連携し、AI開発に関わる臨床研究の支援を実施しています。画像診断AI開発のために医療機関から画像および患者データ収集、AI支援による診断効率向上の検証など、様々なフェーズで臨床研究によるエビデンス取得が必要となります。
我々はエムスリーや関連グループ会社と連携し、包括的・効率的にAI開発の支援を行っています。

部位 | モダリティ | 対象疾患 |
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★頭部 | MRI/CT | 脳動脈瘤、アルツハイマー、てんかん、脳の外傷、多発性硬化症 |
★眼底・眼圧 | 眼底カメラ | 糖尿病網膜症、緑内障、高血圧 |
甲状腺 | エコー | |
心臓 | 心電図/MRI/CT | |
乳腺 | マンモ/エコー | |
★胸部 | 胸腺/CT | 肺結節、肺炎、肺結核、肺気腫、胸水、気胸、肺がん |
腹部 | エコー/CT | |
胃 | 内視鏡 | |
大腸 | 内視鏡 | |
前立腺 | MRI/PET | |
子宮 | MRI/PET | |
骨密度 | X線 |
リモートモニタリングによる臨床研究の効率化
クラウド技術を活用することでプラットフォームとして臨床研究を行うことで、様々な効率化を行うことができます。
その一例として、臨床研究実施施設の電子カルテをリモートで閲覧することで、SDVなどのモニタリングやカルテスクリーニングを効率化することができます。さらに、電子カルテ上にデータ入力用テンプレートを導入し、電子カルテから直接研究用データをエクスポートすることで、EDCレス・SDVレスな研究実施が可能となります。




遠隔診療システムを活用したData Collection
実施医療機関、外来、被験者(自宅)等における各種データを当社内製EDC CapTool®で集約オンラインにおける割合を拡大し、効率的かつローリスクに研究を支援します。

クラウド電子カルテシステムの活用:次世代臨床研究基盤
エムスリーグループのクラウド電子カルテシステムの活用により、研究に応じてカスタマイズし、不足情報の追加取得が可能になります。
