医療・保健・福祉分野では、患者さんや医療従事者などの経験を深く理解し、その背景にある意味やプロセスを明らかにするために、質的研究が広く活用されています。

一方、質的研究を進めるには、リサーチ・クエスチョンの設定、研究デザイン、対象者の選定、インタビューガイドの作成、分析方法の選択など、研究の各段階でさまざまな判断が求められます。これらを適切に判断することは、質的研究に初めて取り組む方に限らず、研究者が実践を進めるうえで難しさを感じやすい点の一つです。

メビックス株式会社では、製薬企業向けの臨床研究支援を通じて培った、国際的なアカデミック・スタンダードに基づく質的研究の専門的知見を、学生およびアカデミアの皆さまにも提供するため、質的研究に関する相談窓口を開設しました。

これから質的研究を始める方から、研究計画や論文・学会発表について相談したい方まで、現在の研究フェーズに応じてご相談いただけます。

本サービスは、2026年10月から試験運営を行っています。今後、サービスの提供範囲、内容、料金等を変更する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

サービス概要

ご利用いただける方

医療・保健・福祉分野の質的研究に取り組んでいる、または取り組む予定の、以下の方を対象としています。

  • 大学院生
  • 大学教員
  • 医療機関等に所属する研究者
  • その他、上記に準じる方

※現在、学部生からのご相談は受け付けておりません。

相談日時

毎月第3火曜日 17:30~19:30

ご相談時間は、以下のいずれかからお選びいただけます。

  • 1時間
  • 2時間

料金

1時間あたり3,300円(税抜3,000円)
※1回のご相談につき、1時間単位、最大2時間までご利用いただけます。
※入金期日は請求書発行月の翌月末日です。振込手数料は依頼者のご負担となります。

実施形式

オンライン会議システムのMicrosoft Teamsを使用して実施します。
ご利用にあたっては、事前にMicrosoft Teamsを使用できる環境をご用意ください。

お支払い方法

相談終了後、当社からメールで請求書をお送りします。請求書に記載された期日までに、指定の口座へお振り込みください。

ご相談いただける内容

研究の進行状況に応じて、主に以下の内容についてご相談いただけます。

研究計画フェーズ

  • リサーチ・クエスチョンの検討
    研究で明らかにしたい問いが具体的かつ探究的に設定されているか、また、質的研究によって検討する問いとして適切であるかを検討します。
    ※当社では文献のアクセスに制限があるため、背景となる先行研究に関しては事前にご自身でお調べいただくようお願いいたします。
  • 研究デザインの検討
    研究目的やリサーチ・クエスチョンに対して、計画している研究デザインが適切かを検討します。
  • サンプリング戦略の検討
    研究目的に照らして、どのような対象者に協力を依頼するか、対象者の選定方針が適切かを検討します。
  • 分析方法の選択
    研究目的や収集予定のデータに応じて、適切な分析方法の考え方を検討します。
    ※当窓口では、主にテーマ分析に関するご相談に対応しています。内容分析およびM-GTA、現象学については、経験のあるメンバーが在籍していますが、ご相談内容を確認したうえで対応の可否をご案内します。
  • インタビューガイドの検討
    研究目的やリサーチ・クエスチョンに沿った質問になっているか、質問の順序や表現が対象者にとって分かりやすいかなど、インタビュー実施前のガイド案について助言します。
  • 研究の厳密性に関する検討
    質的研究の報告ガイドラインであるCOREQ等を念頭に置き、研究計画や報告内容の透明性を高めるための観点を整理します。

分析フェーズ

※個人情報保護の観点から、個別の発言内容や逐語録を用いた分析、コーディング、テーマ作成、分析結果の妥当性確認、トライアンギュレーション等のご相談は現在、受け付けておりません。

論文化・発表フェーズ

以下のような内容についてご相談いただけます。

  • 論文の構成や方法論の説明方法
  • COREQ等の報告ガイドラインへの対応
  • 査読コメントへの対応方針
  • 学会発表資料における研究方法や結果の示し方

個人情報保護の観点から、論文原稿や発表資料をご提出いただく場合も、逐語録などのローデータは含めないでください。

ご相談前にご用意いただきたいもの

限られた相談時間を有効に活用するため、現在の研究フェーズに応じて、以下の資料をご用意ください。書式は自由です。

研究概要またはプロトコル案

可能な範囲で、以下の内容を記載してください。

  • 研究の背景
  • 研究目的
  • リサーチ・クエスチョン
  • 研究対象者(適格・除外基準)
  • 対象者の選定方法
  • データ収集方法
  • 分析方法
  • 現在困っていること、相談したいこと

インタビューガイド案

インタビュー実施前の研究計画についてご相談いただく場合は、現時点のインタビューガイド案をご用意ください。

研究概要またはプロトコル案およびインタビューガイド案は、相談日の1週間前までにメールでご提出ください。提出先のメールアドレス等は、相談フォームからのお申し込み後にご案内します。

Microsoft Teamsを利用できる環境

ご相談はMicrosoft Teamsを使用して実施します。事前に、使用する端末、インターネット接続、音声等をご確認ください。

ローデータは受領できません

個人情報保護の観点から、以下のようなローデータの当社への共有はお断りしております。

  • インタビューの録音・録画データ
  • インタビューの逐語録
  • 研究参加者を識別できる情報
  • その他、個人情報または機微な情報を含む資料

相談担当者について

質的研究に関する専門的知見を有する複数の担当者が、ご相談内容に応じて対応します。

相談担当者は、アカデミアにおいてパブリックヘルスや看護学等の分野で研究経験を持ち、現在は当社において、患者・医療従事者を対象とした質的研究や混合研究法による研究に携わっています。

医学分野の研究支援で培った知見と、国際的な質的研究の報告基準を踏まえながら、研究目的や現在の進捗状況に応じて、研究計画および論文・学会発表に関する助言を行います。

なお、当窓口は研究者ご本人の意思決定を支援することを目的としています。研究の目的、方法および成果物に関する最終的な判断は、ご相談者ご自身で行っていただきます。

お申し込み前に必ずご確認ください

相談フォームのお申し込み画面で、以下の事項をご確認のうえ、お問い合わせフォームの同意欄にチェックしてください。

方法論上の対応範囲

当窓口では、主にテーマ分析に基づく質的研究の支援を行っています。内容分析、M-GTAおよびその他の分析方法については、ご相談内容に応じて対応の可否を判断します。

ローデータの取り扱い

個人情報保護の観点から、逐語録、録音・録画データ、自由記述回答の原文等のローデータはお預かりできません。

そのため、ローデータの閲覧を必要とする分析、コーディング、テーマ作成、分析結果の確認、トライアンギュレーション等には現在対応しておりません。

倫理的配慮

研究の実施にあたっては、必要な倫理審査、研究参加者からのインフォームド・コンセントの取得、データの匿名化等、研究に求められる倫理的要件が満たされていることをご確認ください。

助言の位置付け

当窓口で提供する助言は、ご相談者の研究の質向上を支援することを目的としています。研究計画、分析方法、論文の記載内容等に関する最終的な判断は、ご相談者ご自身で行ってください。

免責事項

当窓口の利用および提供する助言は、学位の取得、倫理審査の承認、論文の採択、学会発表の採択、その他の特定の成果を保証するものではありません。当窓口の利用または提供された助言に起因して生じた損害・損失について、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

お申し込み

以下のフォームに必要事項をご入力ください。担当者がお申し込み内容を確認後、必要な資料等についてメールでご連絡します。

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※相談内容の詳細はお問い合わせ後にメールにてお伺いしますので、こちらでは概要を簡潔にご記入ください。

※氏名、連絡先等を除き、研究参加者の個人情報や、逐語録、録音・録画データ、自由記述回答の原文等のローデータは入力しないでください。

注意事項

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